6-4 ペタル2 ニ短調 アルペジオ奏法
いよいよ最後の単元です。今回も引き続きペタルを使用した練習をしてみましょう。また、和音を下からばらして演奏するアルペジオ奏法をペタルと共に練習します。
その前に、新しい調の練習です。
ニ短調は、ヘ長調と同じ♭ひとつの調子記号です。自然短音階から弾いてみましょう。

自然短音階は、調号の通りに弾くので、シの♭は必ずつけます。
次に、和声短音階です。7番目の音、つまりドに♯がつきます。♭と♯の音が続くわけです。

次は、旋律短音階です。のぼりはシがナチュラルになり、ドが♯になります。おりる時は自然短音階と同じでドにナチュラルがつき、シは♭です。

本講座で学習するのはニ短調、ニ長調までですが、すべての音階を練習しておくと、これからどんどん曲を練習しておく上でもとてもよい基礎力になります。♭系の音階は、指使いが難しくて大変なのですが、ひとつひとつじっくり学習されることをおすすめします。
次に、アルペジオ奏法です。ポピュラーなどでよく和音をくずして(バラして)パラララン♪と演奏しているのを聞かれることがあるかと思いますが、ギターやハープと同じような演奏になります。
一度でおさえられる和音をあえてバラして弾いたり、または届かない音域の和音をアルペジオとペタルによって省略することなく弾くことができます。
離れた音を弾くための手段の他、和音として一度に弾くよりも、アルペジオにして弾く方が響きがきつくない分エレガントに聞こえる効果があります。
アルペジオは下記のように音符の左側に波線で表示されます。弾き方は、特に支持がなければ下から上に弾きます。また、ひとつひとつの音を弾くタイミングが同じであるようにこころがけてください。また、指ははなさず、最後の音を弾いたあとに一緒に離すようにすると響きが残ってきれいに聞こえます。
最初はゆっくり練習して、徐々に早くできるように右手、左手それぞれやってみましょう。後半の4つは和音ではなかなか弾きにくい、または届かない幅だと思います。こういう場合はペタルを踏みながら弾き、無理に指を残さなくても結構です。
アルペジオだけでまず練習し、次にペタルでそれぞれの和音がつながるように通して弾いてみましょう。

大譜表で下記のように上下にまたがっている記号の場合は、下から上、左手から右手にかけてひとつになるように弾きましょう。

練習23
| 練習23 楽譜 |
練習23です。ニ短調とアルペジオ奏法のそれぞれの練習です。6/8拍子の16分音符は急ぎすぎないように注意しましょう。
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レパートリー曲
リストがパガニーニのバイオリン曲をもとにピアノに編曲した練習曲の最も有名な一曲です。原曲は反復横跳びのような指の跳躍の連続で
大変難易度が高く、ピアノリサイタルでもよく演奏されます。フジコ・ヘミングさんの演奏で有名になりましたね。
| ラ・カンパネラ 楽譜 | |
| ラ・カンパネラ MIDI | |
| ラ・カンパネラ 伴奏付きMIDI |