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LESSON 3 音を入れてみよう!

1 * 音符の入力方法
2 * 各種入力ウィンドウでのぞいてみよう!
3 * リセットデータの入力


1* 音符の入力方法


さて、いよいよ自分で音を入力(DTM用語では「打ち込む」というような言い方もあります)してみることにしましょう。
第二章でソフトをあれこれいじってみましたので、使い方も少しずつわかってきたのではないでしょうか。
まずは1トラックだけを使って皆さんおなじみの「きらきら星」をスコアの通りに入れてみましょう。

きらきら星MIDI( kirakira1.mid)
きらきら星スコア(kirakira1.pdf) SCORE

※スコアはPDFファイルになっていますので、Acrobat Readerが必要です。


この時に、早速ですが「MIDI作成」時のお約束を・・。
楽譜をみると、なぜか一小節目が空欄になっていますね。
MIDIファイルでは、通常一小節目にそのトラックごとの様々な設定を入れ、その後に音の情報(いわゆる、楽譜)を入れていきます。
そんなに情報のない小さいファイルでしたら一小節一拍目から音を入れてもかまわないのですが、
トラック数が増えてきて設定が増えてくると、再生させた時に一度に膨大な情報が音源におしよせるため、受け手である音源が処理しきれなくなって情報が抜けてしまったりする恐れがあります。
ですのでまずは「音は二小節目から入れる」・・・・
このことを頭に入れて始めるようにしてください。
DTMソフトで音を入力するためには色々な画面が用意されています。
それぞれの好み、入れる楽器の特性、編集内容、などによってその都度使い分けるのが普通ですが、
まずは一番わかりやすい「譜面ウィンドウ」で入力してみましょう。
(フリーソフトには、この譜面ウィンドウはありませんので、第2節を読んでピアノロールから入力してみてください。)



譜面に音符や休符がパレットのような形で表示されると思います。音符パレットを表示させて任意の音符をクリックし、
譜面上の任意の高さの場所で再度クリックすると、音がどんどん貼りついていくはずです。
うまくぴったりと拍に入れられない場合は、「グリッドの設定」または「スナップの設定」を四分音符にしてみましょう。
譜面の通りにどんどん入れてください。まずは7小節目まで。
6−7小節と8−9小節はまったく同じメロディーですよね。このような時は、コピー機能を使うと便利です。
選択機能を使い、6−7小節を範囲選択し、「編集―コピー」(またはツールバーのコピーボタン キーボードのctrlボタン+C))でコピーをします。

カーソルを8小節目まで持ってきて「編集―貼り付け」をクリックすれば、音符がこのようにコピーされます。
ワープロソフトの文字を音符におきかえたもの と考えれば簡単ですね。
同じようにして、2−5小節を10−11小節にコピーしてみましょう。繰り返しの多い曲は、あっという間に完成させることができますね。

できあがった曲を再生させてみましょう。うまく音が出ましたか?
では、曲を保存しておきましょう。「名前をつけて保存」をクリックすると
どのような形式で保存するのか選択するようになっています。
そのソフト独自の方式(singer song writerであれば .ss6や.ssw)で保存すると
そのソフトでしか開けませんが、ウィンドウ画面などの設定をそのままにまた編集することができます。
(また、オーディオトラックを作った場合はこの方式でないと保存できません)
MIDI形式で保存しておけば、メディアプレイヤー等各種プレイヤーでも開けますし、
他のシーケンスソフトでも開けます。
おすすめは、二種類の形式で保存しておくことです。



次に、このメロディーを他の入力画面でものぞいてみることにしましょう。


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2*各種入力ウィンドウでのぞいてみよう!


「音符入力」(楽譜ツール)を使って入力したきらきら星を、他の入力ウィンドウで見てみましょう。
シーケンスソフトには、音符入力の他にも「ピアノロール」「イベントリスト(ステップエディタ)」といった入力ウィンドウを使用することができます。使い方は追って説明いたしますが、まずは「きらきら星」がどのように入力されているのかを確認してください。

ピアノロール


ピアノロール(ピアノロールエディタ)というのは、縦軸がピアノを縦にしたように音の高低をあらわしています。
一番左側に、目安となるようにピアノの鍵盤が表示されてます。
鍵盤をクリックするとその高さの音が出ます。
横軸は音の流れになっています。目盛が1小節、1拍ごとに刻んであると思います。
入力された音を確認してください。
さきほどは四分音符で入力した音は、一拍の幅いっぱいに音が入っていますね。
二分音符になると幅が二倍、付点二分音符は3倍になる というわけです。
音の強さによって入力マークの大きさが変わるソフトもあります。
この画面での入力方法も譜面ウィンドウとさほど変わりません。
音符を選択して縦軸の鍵盤と横軸の小節をもとに任意の場所に音符をおいていけばOKです。
(Singer Song Writer 、XG WORKSなど)
※Singer Song Writer Write版にはピアノロールはありません。

イベントリスト

イベントリストをのぞいてみましょう。ソフトによってはステップエディタなど別の名前がついています。1行ごとになにやら文字や数字が並んでいますね。
ここには、トラックごとの音の情報がすべて文字や数値で表示されてあります。

以前のシーケンスソフトは、すべてこの数値を入れる方法で曲を作成していました。
わかりづらいようですが、慣れると早いスピードで音を入れることができます。
ひとつの音でも、「音の高さ(ノートナンバーといいます)」「音の強さ(ベロシティといいます)」
音の位置(ステップタイム)」「音の長さ(ゲートタイム)」などの要素が含まれている というのがこれでわかると思います。
今は、入れた音の情報だけが入っている状態ですが、音だけでなく、トラックごとのボリュームや音の響き、音の位置 などこれから学習が
進むにしたがって入力していきますが、それらの情報(イベントといいます)もどんどんこの
イベントリストに記述されていきます。

ホームページ作成をした人なら「ソース」という言葉はご存知だと思いますが、このイベントリストはちょうどホームページでいう「ソース」と同じようなもの、と思っていただければ良いと思います。

また、「ピアノロールウィンドウ」や、「イベントリストウィンドウ」などは、フリーソフトにもだいたいある機能です。

リアルタイム入力、ステップ入力とは?
音源に加えて「MIDIキーボード」が接続されていればリアルタイム入力が可能です。
シーケンスソフトにある録音ボタンを押して、キーボードを弾くと、そのままMIDIデータとして入力されるのです。

実は私はもっぱらこの方法をメインに入力しています。
ピアノの経験が多少ある方でしたら格段に早く入力できます。
ただし、カウントにしたがって正確に弾かないと非常にばらつきのあるデータになってしまいます。
カウントを遅くして入れてあとで元に戻すようにすれば良いのですが、それでも
音符入力のようなきっちりとした入力データにはなりません。
その時にクオンタイズという方法でバラツキをなくしてあげるのですが
実際の演奏のような自然なニュアンスで聞こえるのがリアルタイム入力の良い面でもありますので
うまく加減をするわけです。

また、音の強さ(ベロシティ)も弾いたとおりの強さで入力されます。こちらも不自然な部分は
修正してバラツキをなくします。
また、ステップ入力というのはきまった音符(例えば四分音符)で音が続いているような箇所で
ステップノートを決めて鍵盤を弾くと、どんな間隔でもすべてステップノートの単位で
入力してくれます。和音などが続いているような時に使うととても便利です。


このような場所で使うと便利

次に、MIDI入力に大切な「リセットデータの送信」について説明します。


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 3* リセットデータの入力

ここで、MIDIデータに必要不可欠な「リセットデータ」について説明します。
MIDIファイルを聞いた後、音源はそのファイルの設定(トラックの各種設定 音色など)がそのままの状態で残っています。ここでそのまま次のMIDIを開くと、前の曲の設定のままスタートしてしまった場合、異なる音で出てしまったり、音がでなかったり、ということになってしまいます。
そこで、新しい曲の設定を読み込ませる前に一度音源をリセットしてしまうわけです。

このデータはトラックごとではなく、音源全体に送られます。
リセットデータは主なものとして第二章第二節で解説しました
GM、GS、XGそれぞれの規格に合わせてリセットする
GMシステムオン
GSリセット
XGシステムオン

などがあります。ここでは、一番汎用的なGMシステムオンを入れてみましょう。
最近のソフトは、簡単なクリックでデータが入るようになっています。



直接数値を入力することもできます。「エクスクルーシブエディタ」「sysx」「システムエクスクルーシブの編集」といったウィンドウを開くとこのような画面が出てきます。



ここにある「F0 7E 7F 09 01 F7」という呪文のようなものがGMシステムオンのデータです。
ここに入るデータには、リセットデータの他にも様々なものがあります。
自動で入れるようなソフトでも、エクスクルーシブウィンドウを開いてデータを確認してみてください。
お持ちの楽器がRolandのものでしたら、GSリセット、YAMAHAだったらXGシステムオン、あるいはGM2システムオンなどの
リセットデータを入れます。(特に、その音源固有の音色を使用したい場合は、GMモードでは音がきちんと出なかったりしますので注意が必要)

では次に、もう1曲作ってみましょう。「喜びの歌」のメロディースコアです。

喜びの歌1MIDI( yorokobi1.mid)
喜びの歌1スコア(yorokobi1.pdf) SCORE


これも同じような手順で入力してみてください。
2−4小節は6−8小節に、さらに6−9小節は14−17小節にコピーできます。
こちらも、完成したら「yorokobi1」などのファイル名をつけて保存しておきましょう。

簡単なメロディー、しかも単音ではありますが、今回は二曲作成しました。
次の章では、「喜びの歌」にトラックを追加して伴奏パートを作ってみましょう!

LESSON 3 まとめ
*メロディーは二小節目から
*同じメロディーはコピーを活用!
*保存はソフト独自形式&.mid形式で
*入力ウィンドウは3種類ある
*リセットデータを必ずいれよう

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