簡単!はじめてのDTM講座

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LESSON 1 DTMのキホン知識

1 * DTMって何?
2 * MIDIって何?
3 * 何が必要?
4 * 音源って何?
5 * DTMソフトってどんなもの?



1* DTMって何?

DTM(ディー・ティー・エム)というのはデスクトップミュージックの略で、名前の通り「机上の音楽
別の言い方で「コンピュータミュージックとも言います。
実際に自分が楽器を持って演奏するのではなく、
パソコンやシンセサイザー(=音源)を使って曲を作り、また演奏させる事をいいます。

最近ではもう少し定義が広くなって、自分の生演奏や、
オーディオデータをパソコンに取り込んで色々と編集することも含まれるようになっているようです。

DTMの魅力はなんといっても、自分で楽器が演奏できなくてもソフトやシンセをつかって
限りなく本物に近い演奏をすることができる、ということでしょう。

MIDI対応のシンセサイザーには最小でドラムセットを別にして128,
最大で1000から1500以上の楽器の音色が入っていますので、クラシックからロック、ジャズ、ポップスetc....あらゆるジャンルの音楽に適した、非常にバラエティに富んだ楽器演奏を疑似体験できます。
尺八や琴などの邦楽器ももちろん含まれています。

もちろん、同時に複数の楽器を演奏させられるので、
オーケストラやバンドなど、好みの編成で楽しむことができます。
そして、DTMソフトで曲を作るとともにそのシンセの楽器達に
最適な演奏をしてもらえるように調整してあげるわけです。

わかりやすくいえば、シンセは楽器であり演奏者
DTMソフトは楽譜であり指揮者でありミキサーでもある。
そしてあなたは作曲者でありオケの総監督プロデューサーである、というわけです。

DTMをするためには、以前は高額な機材が必要でした。

また、ソフトも数値を打ち込むわかりづらい方式で
非常に限られた人でしか楽しむことができませんでしたが
現在はパソコンのスペックが上がり、
ソフトの機能と使い勝手も良くなり
その気になればフリーソフトを使っても
DTMを簡単に始めることができます。
携帯で着メロを作る というのもDTMの一種と考えて良いと思います。

次に、MIDIについて説明いたします。

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2* MIDIって何?

MIDIというのは、DTMをするための共通の「規格」です。
(Musical Instrument Digital Interfaceの略)
わかりやすくいえば、異なるソフトやシンセを使っていても同じ演奏ができるように
「約束事」をいろいろと取り決めたわけです。
シンセサイザーに同じ演奏をしてもらうためには「どんな楽器をどのパートで使うか」といったことや
パートごとのボリューム、音が出る位置、残響、そして曲のひとつひとつの音の強さや長さ、
テンポなど・・・色々な命令が必要ですよね。
その基本になるのが「MIDI」というわけです。
MIDIには、標準的な「GM規格」と
GMを元にした
ローランド社独自の「GS」、YAMAHA独自の「XG」 さらにGMの発展型「GM2」があります。

ご自分の使われている楽器(シンセサイザー)がどのメーカーなのかによって
(通常でしたらローランド社かヤマハの音源を選択することになると思います)
データの作り方も若干異なってきますので
頭のすみに入れておいてください。

電子楽器などでも、「MIDI」「GM」や「GS」といったマークが
つけられているものであれば、MIDI規格にのっとって
制御できる楽器である、というわけです。

通常のDTMソフトなどを用いて作成できる音楽ファイルを
Standard MIDI File (SMF)といいます。

これを、一般的に「MIDIファイル」または「MIDI」と呼ぶ場合が多いようです。
皆さんがこれから作成しようとしているものがSMFですね。
SMFは、音そのものではなく、「音を出すための台本」といっても良いでしょう。
容量がとても軽いので、他者とのデータのやりとりがとてもしやすいのが特長です。




概要がだいたいわかったところで、次に
DTMをするのに必要なものについて説明します。

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3* 何が必要?


さあ、DTMを始めよう!MIDIを作ろう!
と思い立った時に何が必要なのでしょうか。
まずは(当たり前ですが)パソコン。デスクトップでもノートパソコンでもOKですが
必要なスペックというものが音源やDTMソフトによって異なってきます。
多機能のDTMソフトほど、必要なCPUやメモリ数、HD容量は高くなってきますので
ソフトを購入される際はソフトの「動作環境」にご注意下さい。余裕をみて!


そして、DTMでは音源とか、MIDI音源、という言い方をしますが、
いわゆるシンセサイザー、音を出すための楽器が必要です。
現在はソフト音源が主流になっているようです。
これについては4*で少し詳しく説明します。

それから、曲を作ったり編集したりするためのDTMソフト(シーケンスソフト)が必要です。
こちらは5*で説明させていただきます。

その他、ピアノが弾ける人にはとても便利な入力用キーボード
生演奏を取り込むためのマイク、など必要に応じて揃えていくと良いでしょう。

次に、MIDI音源について少しくわしく説明します。


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4* 音源って何?


ここでMIDI音源について少し詳しく説明いたしましょう。
MIDI音源(DTM音源)には大きく分けてふたつ、外付け音源(またはハード音源やハードシンセ)と
ソフトウェア音源
、(ソフトシンセ)このふたつに分けられます。
外付け音源の大きな特徴は、高音質で音色数も豊富、ということです。
例えばRoland社のSD-90(現在は販売終了)ですと、1000以上の音色を選べます。
音質も、実際の生楽器の音をサンプリングしてあるので、
昔のいわゆる「シンセサイザーの電気的な音」とは違い、リアルな音を出すことが可能です。
また、外付けですのでパソコン本体のメモリやCPUに負担をかけずにすみます。



欠点はやはり高価なことで、安くても3万円位、高いもので10万円以上するので、簡単には手が出せない値段です。
また、それほど場所をとらないとはいえ、パソコンとは別なわけですから、あちこちに移動させて気軽に使う・・というわけにはいきません。

ただ、ハード音源は新製品の出るスピードが比較的ゆるやかですので
古いモデルでも遜色なく使えます。
中古を扱っている店やオークションなどを探せば
比較的リーズナブルな値段で入手できるでしょう。

最近はパソコンのスペック向上にともなって
ソフト音源を選択する人が増えているようで、生産中のモデルの種類が
少なくなってしまっているようですが、
リアルタイム入力(MIDIキーボードなどから直接入力する)を
する人にとっては発音の遅れのないハード音源の方が
使いやすいことは間違いありません。

音源とキーボード、さらにはシーケンス機能に入力媒体までついていて、パソコンなしに
DTMをすることができるものもあります。

次に、ソフトウェア音源の特徴ですが、なんといっても価格が安く、7〜8千円からの値段で購入できます。
また、パソコンに組み込んでしまえばいつでもどこでも音が出せる、という長所があります。
音質は、ピンからきりまで価格に相応しているようです。

ソフトウェア音源には単独で使えるものと
プラグイン音源とよばれる「DTMソフト上で使える」
音源があります。
RolandのVSCシリーズ、ヤマハのS-YXGシリーズなどは前者(単独型)です。
「DTMを初めてやってみたい・・・」という初心者の方にはこれが一番のおすすめです。

プラグイン音源はDTMソフトに依存している形なので単独では使うことはできません。
種類もいろいろありますが、
ギターやピアノ、オーケストラ楽器など、特定の楽器の様々な奏法を出せる音色セットが中心です。
フリーのソフトから、数十万円のものまで様々です。
RolandのOrchestralやSuper Quartet Steinbergのsymphonic Orchestraなどがあります。

ソフト音源の欠点は、やはりパソコンのパワーをかなり必要とするのでパソコンへの負担が大きい、
たとえば場合によっては曲が途中でストップしてしまったり、ソフトが固まってしまったり、というトラブルが
ハード音源に比べればおきやすいと思います。

ちなみに、パソコンにももともとwavetable音源というものが組み込まれていて、
DTMにももちろん活用することができます。
こちらは発音の遅れはないのですが
市販のソフト音源にくらべて
かなり音質が落ちてしまいます。

次に、DTMソフトについて説明します。


5* DTMソフトってどんなもの?

ここでは。DTMソフトについて説明いたします。
自分に合ったソフトを使うということはとても大切です。
音源の説明のところで話しましたハード音源やソフト音源は、それだけでは音を演奏することができません。
DTMソフトで、楽器を選んで、楽譜を記入し、楽器のバランスをとり、速さを指定して演奏させるわけです。



まず、市販のソフトについて。
Rolandで出しているのは
アメリカ産のソフトSONARとそのライトバージョンのSONAR Homestudio、そして一番手頃なミュージッククリエーター。
ヤマハではXG WORKSとSOL、らくらく作曲名人などがあります。
INTERNET社Singer song writerはアレンジ機能が充実していて人気があります。
また、ドイツSteinberg社のCubaseシリーズはプロフェッショナル向けですが定評があります。
市販のソフトは、楽譜入力やリアルタイム入力など様々な入力方法が選べること、
またオーディオ機能(MIDIをオーディオに変換したり、生音を録音したりする)が充実している、
というのが特徴です。

価格は一番高いものだと10万円近く、ライト版だと8千円くらいで十分な機能があります。
上記ソフトの他に、楽譜を書くことに特化した(浄書ソフトと呼ばれています)
FinaleシリーズやアビッドテクノロジーのSibeliusなどもあります。


それでもいきなりそこまでの値段を出すのはちょっと・・という人には
フリーのDTMソフトもかなりの数があります。
有名なところではCHERRYMusic StudioSAKURAMuseなどです。
CHERRYとMusic Studioはフリーとしては多機能なソフトです。
SAKURAとMuseはMMLといわれている方式で、カタカナで「ドレミ」と打ち込むと、その通りに演奏してくれるので、
楽譜が読めなくてもドレミさえわかれば曲を作ることができます。
フリーのソフトは、市販ソフトほど入力ツールが充実していません。
また作成できるトラック数に限りがあったり、オーディオ機能がないものが殆どです。
もちろん慣れればかなり手の込んだ作品を作ることはできます。


なお、市販の DTMソフトにはだいたい、ソフト音源が同梱されているので
ひとつ購入すればすぐにDTMを楽しめるようになっています。
また、Roland社の外付け音源には、逆にDTMソフトが同梱されています。
また、音源とDTMソフトが一緒になったパッケージソフトもあります。

***************

音源にしろDTMソフトにしろ
「どのあたりのものを揃えれば良いのか」という質問には
それぞれのニーズや予算がありますので一概には言えません。
ただ、音源に関しては実際に色々と聞き比べて違いを実感して欲しいと思います。
一般の楽器でも「良い楽器を使えば上達する」と言われているように
DTMでも「良い音源を使えばより創作意欲が出る」はずです。
音質だけには妥協しないで選んで欲しいです!

準備が出来たら、次の章からいよいよソフトと音源を使って音を出してみることにしましょう。

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